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株価と業績のズレ / 四半期レポート

株価と業績のズレ 四半期レポート【2026年9月】乖離が大きく動いた銘柄と、株格が変わった49社

株価は「市場の期待」、売上は「会社の実際の稼ぎ」です。kabu はこの2つの伸びの差を乖離度として全銘柄で計算しています。このレポートでは、2026年4〜6月期(会計年度がずれる会社は近い四半期)の決算が出そろった時点で、1四半期前と比べてズレがどう動いたかを全社で集計しました。

まとめ:いまの分布

1四半期前いま
株価先行(+8pt 以上)74社85社
おおむね連動50社44社
業績先行(−8pt 以下)66社61社
乖離度の中央値+1pt+3pt
株価先行・連動・業績先行の区分が変わった会社51社
株格が変わった会社49社

集計した 190社(データ不足の1社を除く)。乖離度は直近2年(8四半期)の株価の年率の伸び − 売上(直近4四半期)の年率の伸び。「前」は各社の1つ前の四半期の時点で同じ計算をした値で、会計年度が暦とずれる会社はそれぞれの四半期で比べています。株価と業績のどちらが速く伸びたかという事実の比較で、判断ではありません。

今回の見どころ

ズレが大きく縮んだ10社

会社直近の期乖離度(前 → 今)変化株価の伸び(年率)売上の伸び(年率)主な要因
オラクル(ORCL)FY27 Q1 · 26年8月+26pt → −12pt−38pt+39% → +3%+13% → +15%株価の伸びが鈍化
パランティア(PLTR)FY26 Q2 · 26年6月+105pt → +68pt−36pt+154% → +126%+50% → +58%株価の伸びが鈍化
クレド・テクノロジー(CRDO)FY27 Q1 · 26年8月+52pt → +16pt−36pt+213% → +187%+161% → +171%株価の伸びが鈍化
AT&T(T)FY26 Q2 · 26年6月+25pt → +2pt−23pt+27% → +4%+2% → +2%株価の伸びが鈍化
ブロードコム(AVGO)FY26 Q3 · 26年8月+49pt → +27pt−22pt+82% → +65%+33% → +38%株価の伸びが鈍化
ウォルマート(WMT)FY27 Q2 · 26年7月+43pt → +22pt−21pt+48% → +27%+5% → +5%株価の伸びが鈍化
ネットフリックス(NFLX)FY26 Q2 · 26年6月+12pt → −8pt−20pt+27% → +7%+16% → +15%株価の伸びが鈍化
ボストン・サイエンティフィック(BSX)FY26 Q2 · 26年6月−23pt → −41pt−18pt−4% → −23%+18% → +17%株価の伸びが鈍化
エヌビディア(NVDA)FY27 Q2 · 26年7月−24pt → −42pt−18pt+54% → +35%+79% → +78%株価の伸びが鈍化
アナログ・デバイセズ(ADI)FY26 Q3 · 26年8月+31pt → +13pt−18pt+41% → +33%+10% → +20%売上の伸びが加速

乖離度が下がるのは、株価の伸びが鈍ったか、売上の伸びが速まったときです。「主な要因」は、そのどちらの動きが大きかったかを示しています。

売上(直近4四半期)が2億ドル未満の会社(14社)は、売上の伸び率が極端になりやすいため、この表と次の表の順位から除いています。

ズレが大きく広がった10社

会社直近の期乖離度(前 → 今)変化株価の伸び(年率)売上の伸び(年率)主な要因
インテル(INTC)FY26 Q2 · 26年6月0pt → +102pt+102pt−1% → +104%−1% → +2%株価の伸びが加速
Applied Optoelectronics(AAOI)FY26 Q2 · 26年6月+117pt → +213pt+96pt+174% → +282%+57% → +70%株価の伸びが加速
AMDFY26 Q2 · 26年6月−22pt → +46pt+69pt+6% → +80%+28% → +33%株価の伸びが加速
クラウドストライク(CRWD)FY27 Q2 · 26年7月−3pt → +63pt+67pt+21% → +87%+25% → +24%株価の伸びが加速
デル(DELL)FY27 Q2 · 26年7月+7pt → +71pt+64pt+30% → +100%+22% → +28%株価の伸びが加速
シーゲイト(STX)FY26 Q4 · 26年7月+81pt → +144pt+62pt+114% → +180%+32% → +36%株価の伸びが加速
スノーフレイク(SNOW)FY27 Q2 · 26年7月−35pt → +26pt+62pt−6% → +57%+29% → +30%株価の伸びが加速
ウエスタンデジタル(WDC)FY26 Q4 · 26年7月+138pt → +198pt+59pt+138% → +205%−1% → +7%株価の伸びが加速
ロケットラボ(RKLB)FY26 Q2 · 26年6月+251pt → +304pt+53pt+306% → +358%+55% → +53%株価の伸びが加速
フォーティネット(FTNT)FY26 Q2 · 26年6月−5pt → +44pt+49pt+10% → +61%+15% → +17%株価の伸びが加速

乖離度が上がるのは、株価の伸びが速まったか、売上の伸びが鈍ったときです。

株格が変わった49社

変わった軸の内訳(1社で複数の軸が変わることがあります): 伸びている/伸びがゆっくり(G/S) 15社・本業が黒字/本業が赤字(P/I) 2社・株価先行/業績先行(E/F) 27社・大型/中小型(L/N) 12社。

会社株格(前 → 今)変わったところいまのタイプ
クラウドストライク(CRWD)GIFL → GIEL業績先行 → 株価先行巨額投資の大型ロケット
スノーフレイク(SNOW)GIFN → GIEL業績先行 → 株価先行、中小型 → 大型巨額投資の大型ロケット
リゲッティ(RGTI)SIEN → GIEN伸びがゆっくり → 伸びている夢追いロケット
アンバレラ(AMBA)GIFN → GIEN業績先行 → 株価先行夢追いロケット
AMDGPFL → GPEL業績先行 → 株価先行期待を背負う王者
テキサス・インスツルメンツ(TXN)SPEL → GPEL伸びがゆっくり → 伸びている期待を背負う王者
パロアルトネットワークス(PANW)GPFL → GPEL業績先行 → 株価先行期待を背負う王者
シーゲイト(STX)GPEN → GPEL中小型 → 大型期待を背負う王者
フォーティネット(FTNT)GPFN → GPEL業績先行 → 株価先行、中小型 → 大型期待を背負う王者
アップラビン(APP)SPEL → GPEL伸びがゆっくり → 伸びている期待を背負う王者
バンク・オブ・アメリカ(BAC)SPEL → GPEL伸びがゆっくり → 伸びている期待を背負う王者
キャタピラー(CAT)SPEL → GPEL伸びがゆっくり → 伸びている期待を背負う王者
イートン(ETN)SPFL → GPEL伸びがゆっくり → 伸びている、業績先行 → 株価先行期待を背負う王者
クアンタ・サービシズ(PWR)GPEN → GPEL中小型 → 大型期待を背負う王者
ロビンフッド(HOOD)GPEN → GPEL中小型 → 大型期待を背負う王者
データドッグ(DDOG)GIFN → GPEN本業が赤字 → 本業が黒字、業績先行 → 株価先行話題の新星
マイクロチップ(MCHP)SPEN → GPEN伸びがゆっくり → 伸びている話題の新星
ドアダッシュ(DASH)GPFN → GPEN業績先行 → 株価先行話題の新星
マラソン・ペトロリアム(MPC)SPEN → GPEN伸びがゆっくり → 伸びている話題の新星
オラクル(ORCL)GPEL → GPFL株価先行 → 業績先行実力が先を行く覇者
アマゾン(AMZN)SPFL → GPFL伸びがゆっくり → 伸びている実力が先を行く覇者
ネットフリックス(NFLX)GPEL → GPFL株価先行 → 業績先行実力が先を行く覇者
コンステレーション・エナジー(CEG)GPEN → GPFN株価先行 → 業績先行知る人ぞ知る成長株
モノリシック・パワー(MPWR)GPEN → GPFN株価先行 → 業績先行知る人ぞ知る成長株
EOG Resources(EOG)SPEN → GPFN伸びがゆっくり → 伸びている、株価先行 → 業績先行知る人ぞ知る成長株
ドミニオン・エナジー(D)GPEN → GPFN株価先行 → 業績先行知る人ぞ知る成長株
ギリアド・サイエンシズ(GILD)SPEL → SIEL本業が黒字 → 本業が赤字期待で踏ん張る巨人
GSI Technology(GSIT)GIEN → SIEN伸びている → 伸びがゆっくり逆転を待つ挑戦者
シナプティクス(SYNA)SIFN → SIEN業績先行 → 株価先行逆転を待つ挑戦者
ユニティ(U)SIFN → SIEN業績先行 → 株価先行逆転を待つ挑戦者
スターバックス(SBUX)SPFN → SPEL業績先行 → 株価先行、中小型 → 大型愛され続ける老舗
アッヴィ(ABBV)SPFL → SPEL業績先行 → 株価先行愛され続ける老舗
ユニオン・パシフィック(UNP)SPFL → SPEL業績先行 → 株価先行愛され続ける老舗
デューク・エナジー(DUK)SPEN → SPEL中小型 → 大型愛され続ける老舗
サザン・カンパニー(SO)SPEN → SPEL中小型 → 大型愛され続ける老舗
インテグリス(ENTG)SPFN → SPEN業績先行 → 株価先行根強いファンを持つ小粒
オクタ(OKTA)SPFN → SPEN業績先行 → 株価先行根強いファンを持つ小粒
ターゲット(TGT)SPFN → SPEN業績先行 → 株価先行根強いファンを持つ小粒
CME Group(CME)SPEL → SPEN大型 → 中小型根強いファンを持つ小粒
ハネウェル(HON)SPEL → SPEN大型 → 中小型根強いファンを持つ小粒
ソーファイ(SOFI)GPEN → SPEN伸びている → 伸びがゆっくり根強いファンを持つ小粒
Tモバイル(TMUS)SPEL → SPFL株価先行 → 業績先行黙って稼ぐ大黒柱
ベライゾン(VZ)SPEL → SPFL株価先行 → 業績先行黙って稼ぐ大黒柱
ブッキング・ホールディングス(BKNG)GPFL → SPFL伸びている → 伸びがゆっくり黙って稼ぐ大黒柱
アボット(ABT)SPEL → SPFL株価先行 → 業績先行黙って稼ぐ大黒柱
インテュイット(INTU)GPFL → SPFN伸びている → 伸びがゆっくり、大型 → 中小型隠れた職人
コムキャスト(CMCSA)SPFL → SPFN大型 → 中小型隠れた職人
ボストン・サイエンティフィック(BSX)GPFN → SPFN伸びている → 伸びがゆっくり隠れた職人
ゼネラル・ダイナミクス(GD)SPEN → SPFN株価先行 → 業績先行隠れた職人

株格は、伸び(G/S)・本業の黒字(P/I)・株価と業績のどちらが先行か(E/F)・規模(L/N)の4つで分けた16タイプです。境界の近くにいる会社は、少しの動きでタイプが変わります。

なぜ何もなくても乖離度は動くのか

乖離度は「直近2年」の窓で計算するため、四半期が1つ進むと、窓の始まりも1つ進みます。2年前の株価が特に高かった(低かった)四半期が窓から外れるだけで、株価の伸びの年率は大きく変わることがあります。数字が動いたときは、銘柄ページの「株価と業績のズレ」の図で、株価の線と売上の線のどちらが動いたかを確かめるのが確実です(株価と業績のズレの読み方)。

よくある質問

乖離度とは何ですか?
直近2年の株価の年率の伸びから、売上(直近4四半期)の年率の伸びを引いた値です。プラスなら株価の伸びが速い(株価先行)、マイナスなら売上の伸びが速い(業績先行)ことを表します。±8pt 未満は「おおむね連動」です。
この四半期に株格が変わった銘柄は?
49社です。クラウドストライク(GIFL→GIEL)、スノーフレイク(GIFN→GIEL)、リゲッティ(SIEN→GIEN)、アンバレラ(GIFN→GIEN)、AMD(GPFL→GPEL)、テキサス・インスツルメンツ(SPEL→GPEL)など。
株価先行の会社が増えたのはなぜですか?
この四半期は、半導体・ハードウェア・サイバーセキュリティなどで、売上の伸びの変化より株価の伸びの変化の方が大きかった会社が多かったためです。乖離度は直近2年の窓で計算するため、窓の始まりの四半期の株価が高いか低いかでも、伸びの年率は変わることがあります。
エヌビディアの乖離度が下がったのはなぜですか?
売上の伸び(年率+78%)はほぼ変わらず、直近2年の株価の伸びが年率+54%から+35%に鈍ったためです。乖離度は −24pt から −42pt になり、売上の伸びが株価の伸びを上回る「業績先行」が広がりました。
この記事はいつ更新されますか?
決算シーズンが一巡するごと(四半期ごと)に、同じページを更新します。

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出典: ファンダは SEC EDGAR(10-K / 10-Q)、株価は Yahoo Finance。本記事は情報提供・教育目的であり、投資助言ではありません。データに誤りを含む場合があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。 データの作り方 · 運営者情報