パランティア(PLTR)は業績が株価に追いついてきたのか|売上+93%と PER・PSR の推移を実データで(2026年9月)
4〜6月期の決算:売上+93%、通期見通しを+82%に
| 項目 | 2026年4〜6月期 |
|---|---|
| 売上高 | 19.4億ドル(前年同期比 +93%) |
| 米国の民間企業向け売上 | 7.6億ドル(+149%) |
| 米国の政府向け売上 | 8.1億ドル(+90%) |
| 営業利益率 | 47.1% |
| 純利益 | 10.6億ドル |
| 2026年通期の売上見通し | 81.5〜81.6億ドル(+82%、前回 76.5〜76.6億ドルから引き上げ) |
売上の伸びが加速し、利益率も上がっています。とくに米国の民間企業向けが大きく伸びました。
この1年で起きたこと:業績は伸び、値札は下がった
| 四半期末 | 売上(直近4四半期) | 純利益(直近4四半期) | 時価総額 | PER | PSR |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年9月末 | 39.0億ドル | 11.0億ドル | 4,125億ドル | 377倍 | 106倍 |
| 2025年12月末 | 44.8億ドル | 16.3億ドル | 4,014億ドル | 247倍 | 90倍 |
| 2026年3月末 | 52.2億ドル | 22.8億ドル | 3,559億ドル | 156倍 | 68倍 |
| 2026年6月末 | 61.6億ドル | 30.2億ドル | 3,107億ドル | 103倍 | 50倍 |
この1年で、売上(直近4四半期)は約1.6倍、純利益は約2.8倍になりました。一方で時価総額は約25%減っています。その結果、PER は377倍から103倍へ、PSR は106倍から50倍へ下がりました。この1年に限れば、業績が株価に追いついてきた形です。
ただし PER 103倍・PSR 50倍は、kabu の対象196銘柄の中ではいまも高い水準です(PER を計算できる163銘柄の中央値は約29倍で、パランティアは高い方から13番目)。株価には、なお大きな成長への期待が含まれている、と読めます。
数字は kabu が SEC EDGAR の決算データから計算した値(2026年9月25日時点)。時価総額・PER・PSR は各四半期末の値です。
2年で見ると:乖離度 +68pt
kabu の乖離度(直近2年の株価の年率の伸び − 売上の年率の伸び)は +68pt です。2年の間に株価は売上よりずっと速く伸びたため、上の1年の「追いつき」があっても、2年で見ればまだ株価が先行しています。
期間によって見え方が変わるのは、この指標の性質です。kabu の銘柄ページの「株価と業績のズレ」の図では、株価の線と売上の線の開き方を四半期ごとに追えます。
成長と利益率のバランス(Rule of 40)
ソフトウェア企業の目安として使われる「Rule of 40」(売上の伸び率 + FCF の利益率)は、成長と稼ぐ力のバランスを見る物差しです。パランティアは直近四半期の売上の伸びが+93%、FCF の利益率が約62%(直近4四半期では約55%)で、合計はこの目安を大きく上回っています。kabu の銘柄ページの「同業と比べて?」で、ソフトウェア企業の中での順位を確かめられます。
次の決算で見るポイント
- 通期見通し(+82%)に対する進み具合:7〜9月期で見通しをさらに変えるか
- 米国の民間企業向けの伸び:いまの成長の中心が続くか
- 利益率:営業利益率47%を保てるか
- 株式報酬:利益の見方(GAAPと非GAAP)に影響する項目
パランティアの技術そのもの(オントロジー)はパランティアのオントロジーで、成長と値札の関係の一般論は株価と業績のズレの読み方で扱っています。