ネットフリックス(NFLX)決算 10月20日|日本時間はいつ・前回の数字・見どころ
発表はいつ(日本時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現地の発表日 | 10月20日(火)(Nasdaq カレンダーで確定・2026-10-05 時点) |
| 時間帯 | 引け後(アフターマーケット) |
| 日本時間 | 10/21(水)05:00〜07:00 ごろ |
| 前回の発表 | 7月16日(木)(引け後) |
| 対象の四半期 | 2026Q3(2026年7〜9月期) |
引け後の発表なので、株価の最初の反応は日本時間の早朝、時間外取引に出ます。夏時間の時刻です。日程は企業の都合で変わることがあります。最新の確定状況は 決算発表スケジュール(毎週更新)、時間外の仕組みは 時間外取引 を参照してください。
前回の決算(2026Q2)— 前年同期比
| 指標 | 2026Q2(前回) | 2025Q2(前年同期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $12.6B | $11.1B | +13% |
| 純利益 | $3.4B | $3.1B | +9% |
| EPS(希薄化後) | $0.80 | $0.72 | +11% |
| 粗利率 | 51.9% | 51.9% | +0.0pt |
| 営業利益率 | 33.4% | 34.1% | -0.7pt |
| フリーキャッシュフロー | $1.5B | $2.3B | -33% |
出典は SEC EDGAR の 10-Q/10-K(GAAP)。会社が決算発表で強調する非GAAP の数字(株式報酬や無形資産の償却を除いたもの)とは差があります(GAAP と非GAAP の違い)。四半期ごとの推移と乖離の分析は ネットフリックスの銘柄ページ へ。
直近8四半期の推移
| 四半期 | 売上高 | 前年同期比 | 純利益 | EPS | 粗利率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024Q3 | $9.8B | +15% | $2.4B | $0.54 | 47.9% |
| 2024Q4 | $10.2B | +16% | $1.9B | $0.44 | 43.7% |
| 2025Q1 | $10.5B | +13% | $2.9B | $0.66 | 50.1% |
| 2025Q2 | $11.1B | +16% | $3.1B | $0.72 | 51.9% |
| 2025Q3 | $11.5B | +17% | $2.5B | $0.59 | 46.4% |
| 2025Q4 | $12.1B | +18% | $2.4B | $0.57 | 45.9% |
| 2026Q1 | $12.2B | +16% | $5.3B | $1.23 | 51.9% |
| 2026Q2 | $12.6B | +13% | $3.4B | $0.80 | 51.9% |
直近8四半期で売上高は $9.8B → $12.6B(+28%)。粗利率は 47.9% → 51.9% と改善しています。季節性のある企業では、前四半期比ではなく前年同期比で見るのが一般的です。表の「—」は SEC データから取得できなかった項目です。
今回の見どころ
- 会社予想との差。ネットフリックスは「社内の予想そのもの」を公表しており、前回(4〜6月期)は売上・営業利益率とも予想どおりでした。予想との差が小さくなりやすい会社なので、通年の見通し(売上 $51.0〜51.4B・営業利益率 31.5%)を変えるかどうかも材料になります。
- 広告の売上。会社は2026年の広告売上を約 $3B(前年のほぼ2倍)と見込んでいます。広告つきプランの伸びと、米国の広告枠の事前販売(アップフロント)の結果についての説明が注目点です。
- 一時的な収入を除いた利益。1〜3月期の純利益には、ワーナー・ブラザースの取引に関する契約解除の受取金 $2.8Bが含まれていました(会社は買収提案の引き上げを見送り)。そのため直近4四半期の純利益と PER は本業の実力より良く見えます。比べるときは営業利益率を見るのが一般的です。
- フリーキャッシュフローと自社株買い。会社は2026年のフリーキャッシュフローを約 $12.5B と見込み、余ったお金は事業への再投資を優先したうえで自社株買いに回す方針です。4〜6月期のフリーキャッシュフローは、解除金にかかる税金の支払いで前年より少なくなりました。
いずれも「何を見るか」の整理であり、結果や株価の方向を予想するものではありません。
バリュエーション(PER・PSR の過去中央値との比較)
| 指標 | 現在(2026Q2 時点) | 過去中央値(16四半期) | 位置 |
|---|---|---|---|
| PER(TTM) | 23.7× | 39.0× | 中央値より低い |
| PSR(TTM) | 6.7× | 7.7× | 中央値と同水準 |
PER・PSR は「市場がどれだけ先の成長を織り込んでいるか」の目安で、高いほど決算に対する期待のハードルも高くなります。ただし PER の分母は GAAP の純利益なので、投資先の評価益や訴訟費用・税金などの一時要因を含む四半期は PER が実力より低く(高く)見えます。上の表の営業利益率もあわせて確認してください。中央値より高い位置にあるときは、数字が良くても株価が下がる材料出尽くしが起きやすい、という見方があります。株価CAGRと売上CAGRのズレ(乖離)は ネットフリックスの株価と業績のズレ で確認できます。倍率の使い分けは PER・PSR・EV/EBITDA の違い へ。
決算の結果(未発表・発表後に追記)
発表後、SEC に提出される 8-K(Item 2.02)と 10-Q/10-K の数字をもとに、この記事に結果を追記します。それまでの速報は、会社の IR ページと ニュース(SEC 提出書類フィード) で確認できます。
決算をどう読むか(共通の型)
- 予想(コンセンサス)との差を見る。売上・EPS が「良い/悪い」は絶対値ではなく、事前予想との差で決まります(コンセンサス予想)。
- 次四半期のガイダンスを見る。実績が予想を上回っても、見通しが弱いと株価は下がることがあります(ガイダンス)。
- 利益率の方向を見る。売上が伸びても粗利率・営業利益率が下がっていれば、値下げやコスト増のサインです。
- 時間外の反応は翌日に反転することがある。参加者の少ない時間外の値動きだけで判断しない(時間外取引)。
決算の読み方全般は 決算の基礎、株価が反応する仕組みは 決算サプライズと株価 を参照してください。