アップル(AAPL)決算 10月29日|日本時間はいつ・前回の数字・見どころ
発表はいつ(日本時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現地の発表日 | 10月29日(木)(Nasdaq カレンダーで確定・2026-09-20 時点) |
| 時間帯 | 引け後(アフターマーケット)(過去の発表パターン。時間帯はまだ正式発表されていません) |
| 日本時間 | 10/30(金)05:00〜07:00 ごろ |
| 前回の発表 | 7月30日(木)(引け後) |
| 対象の四半期 | 2026Q4(2026年7〜9月期・会計年度ベース) |
引け後の発表なので、株価の最初の反応は日本時間の早朝、時間外取引に出ます。夏時間の時刻です。Apple の会計年度は暦年とずれているため、四半期名は会計年度ベースです(例: 2026Q4=2026年7〜9月期)。日程は企業の都合で変わることがあります。最新の確定状況は 決算発表スケジュール(毎週更新)、時間外の仕組みは 時間外取引 を参照してください。
前回の決算(2026Q3)— 前年同期比
| 指標 | 2026Q3(前回) | 2025Q3(前年同期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $109.4B | $94.0B | +16% |
| 純利益 | $29.8B | $23.4B | +27% |
| EPS(希薄化後) | $2.02 | $1.57 | +29% |
| 粗利率 | 50.1% | 46.5% | +3.6pt |
| 営業利益率 | 32.6% | 30.0% | +2.6pt |
| フリーキャッシュフロー | $31.9B | $24.4B | +31% |
出典は SEC EDGAR の 10-Q/10-K(GAAP)。会社が決算発表で強調する非GAAP の数字(株式報酬や無形資産の償却を除いたもの)とは差があります(GAAP と非GAAP の違い)。四半期ごとの推移と乖離の分析は アップルの銘柄ページ へ。
直近8四半期の推移
| 四半期 | 売上高 | 前年同期比 | 純利益 | EPS | 粗利率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024Q4 | $94.9B | +6% | $14.7B | $0.97 | 46.2% |
| 2025Q1 | $124.3B | +4% | $36.3B | $2.40 | 46.9% |
| 2025Q2 | $95.4B | +5% | $24.8B | $1.65 | 47.1% |
| 2025Q3 | $94.0B | +10% | $23.4B | $1.57 | 46.5% |
| 2025Q4 | $102.5B | +8% | $27.5B | $1.86 | 47.2% |
| 2026Q1 | $143.8B | +16% | $42.1B | $2.84 | 48.2% |
| 2026Q2 | $111.2B | +17% | $29.6B | $2.01 | 49.3% |
| 2026Q3 | $109.4B | +16% | $29.8B | $2.02 | 50.1% |
直近8四半期で売上高は $94.9B → $109.4B(+15%)。粗利率は 46.2% → 50.1% と改善しています。季節性のある企業では、前四半期比ではなく前年同期比で見るのが一般的です。表の「—」は SEC データから取得できなかった項目です。
セグメント別の売上(直近の開示)
| 地域(2026Q2) | 売上高 | 構成比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 米州 | $45.1B | 40.6% | +12% |
| 欧州 | $28.1B | 25.2% | +15% |
| 中華圏 | $20.5B | 18.4% | +28% |
| その他アジア太平洋 | $9.1B | 8.2% | +25% |
| 日本 | $8.4B | 7.6% | +15% |
売上の最大の柱は米州(構成比 41%)、伸び率が最も高いのは中華圏(前年同期比 +28%)です。セグメントの開示は 10-K/10-Q の注記から取っているため、全社の数字より1四半期遅れることがあります(この表は 2026Q2)。決算ではセグメントごとの伸びと、会社が示す次四半期の見通し(ガイダンス)が主な材料になります。
今回の見どころ
- iPhone の発売時期による比較のゆがみ。9月期は新型 iPhone の出荷が数週間分だけ含まれます。発売日が前年とずれると前年同期比が大きく動くため、会社の説明で「発売時期の影響」を確認します。
- 地域別では中華圏の伸び。セグメント表(地域別)では中華圏が最も高い伸び率を示した四半期があります。競争環境と為替の影響を受けやすい地域なので、伸びが続くかが注目点です。
- サービス部門と粗利率。App Store・iCloud などのサービスはハードウェアより粗利率が高く、全社の粗利率を押し上げてきました。総粗利率が前年から改善しているかを見ます。
- 12月期(ホリデー商戦)の見通し。アップルはプレスリリースに数値ガイダンスを載せず、決算説明会で CFO が売上の伸び率の目安と粗利率のレンジを口頭で示します。ここが市場の反応を左右しやすい材料です。
いずれも「何を見るか」の整理であり、結果や株価の方向を予想するものではありません。
バリュエーション(PER・PSR の過去中央値との比較)
| 指標 | 現在(2026Q3 時点) | 過去中央値(17四半期) | 位置 |
|---|---|---|---|
| PER(TTM) | 32.1× | 30.1× | 中央値と同水準 |
| PSR(TTM) | 8.9× | 7.9× | 中央値と同水準 |
PER・PSR は「市場がどれだけ先の成長を織り込んでいるか」の目安で、高いほど決算に対する期待のハードルも高くなります。ただし PER の分母は GAAP の純利益なので、投資先の評価益や訴訟費用・税金などの一時要因を含む四半期は PER が実力より低く(高く)見えます。上の表の営業利益率もあわせて確認してください。中央値より高い位置にあるときは、数字が良くても株価が下がる材料出尽くしが起きやすい、という見方があります。株価CAGRと売上CAGRのズレ(乖離)は アップルの割高?割安?判定 で確認できます。倍率の使い分けは PER・PSR・EV/EBITDA の違い へ。
決算の結果(未発表・発表後に追記)
発表後、SEC に提出される 8-K(Item 2.02)と 10-Q/10-K の数字をもとに、この記事に結果を追記します。それまでの速報は、会社の IR ページと ニュース(SEC 提出書類フィード) で確認できます。
決算をどう読むか(共通の型)
- 予想(コンセンサス)との差を見る。売上・EPS が「良い/悪い」は絶対値ではなく、事前予想との差で決まります(コンセンサス予想)。
- 次四半期のガイダンスを見る。実績が予想を上回っても、見通しが弱いと株価は下がることがあります(ガイダンス)。
- 利益率の方向を見る。売上が伸びても粗利率・営業利益率が下がっていれば、値下げやコスト増のサインです。
- 時間外の反応は翌日に反転することがある。参加者の少ない時間外の値動きだけで判断しない(時間外取引)。
決算の読み方全般は 決算の基礎、株価が反応する仕組みは 決算サプライズと株価 を参照してください。