AMD決算 11月3日|日本時間はいつ・前回の数字・見どころ
発表はいつ(日本時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現地の発表日 | 11月3日(火)(Nasdaq カレンダーで確定・2026-09-20 時点) |
| 時間帯 | 引け後(アフターマーケット)(過去の発表パターン。時間帯はまだ正式発表されていません) |
| 日本時間 | 11/4(水)06:00〜08:00 ごろ |
| 前回の発表 | 8月4日(火)(引け後) |
| 対象の四半期 | 2026Q3(2026年7〜9月期) |
引け後の発表なので、株価の最初の反応は日本時間の早朝、時間外取引に出ます。冬時間(11月第1日曜以降)なので、夏時間より1時間遅い時刻です。日程は企業の都合で変わることがあります。最新の確定状況は 決算発表スケジュール(毎週更新)、時間外の仕組みは 時間外取引 を参照してください。
前回の決算(2026Q2)— 前年同期比
| 指標 | 2026Q2(前回) | 2025Q2(前年同期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $11.5B | $7.7B | +50% |
| 純利益 | $2.3B | $872M | +163% |
| EPS(希薄化後) | $1.38 | $0.54 | +156% |
| 粗利率 | 53.8% | 39.8% | +14.0pt |
| 営業利益率 | 17.3% | -1.7% | +19.0pt |
| フリーキャッシュフロー | $1.6B | $1.7B | -10% |
出典は SEC EDGAR の 10-Q/10-K(GAAP)。会社が決算発表で強調する非GAAP の数字(株式報酬や無形資産の償却を除いたもの)とは差があります(GAAP と非GAAP の違い)。四半期ごとの推移と乖離の分析は AMDの銘柄ページ へ。
直近8四半期の推移
| 四半期 | 売上高 | 前年同期比 | 純利益 | EPS | 粗利率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024Q3 | $6.8B | +18% | $771M | $0.47 | 50.1% |
| 2024Q4 | $7.7B | +24% | $482M | $0.30 | 50.7% |
| 2025Q1 | $7.4B | +36% | $709M | $0.44 | 50.2% |
| 2025Q2 | $7.7B | +32% | $872M | $0.54 | 39.8% |
| 2025Q3 | $9.2B | +36% | $1.2B | $0.75 | 51.7% |
| 2025Q4 | $10.3B | +34% | $1.5B | $0.93 | 54.3% |
| 2026Q1 | $10.3B | +38% | $1.4B | $0.84 | 52.8% |
| 2026Q2 | $11.5B | +50% | $2.3B | $1.38 | 53.8% |
直近8四半期で売上高は $6.8B → $11.5B(+69%)。粗利率は 50.1% → 53.8% と改善しています。季節性のある企業では、前四半期比ではなく前年同期比で見るのが一般的です。表の「—」は SEC データから取得できなかった項目です。
セグメント別の売上(直近の開示)
| 事業(2026Q1) | 売上高 | 構成比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| データセンター | $5.8B | 56.3% | +57% |
| クライアント&ゲーミング | $3.6B | 35.2% | +23% |
| 組込み | $873M | 8.5% | +6% |
売上の最大の柱はデータセンター(構成比 56%)で、伸び率も最も高いです。セグメントの開示は 10-K/10-Q の注記から取っているため、全社の数字より1四半期遅れることがあります(この表は 2026Q1)。決算ではセグメントごとの伸びと、会社が示す次四半期の見通し(ガイダンス)が主な材料になります。
今回の見どころ
- データセンター部門の伸び率。セグメント表で最も伸び率が高い部門です。サーバー CPU と AI 向け GPU の両方を含むため、会社の説明で GPU の寄与がどの程度かを確認します。
- 粗利率の方向。データセンターの比率が上がると粗利率が改善しやすい一方、新製品の立ち上げや在庫評価で一時的に下がることがあります。GAAP と非GAAP の粗利率の差もあわせて見ます。
- クライアント(PC)とゲーミング。PC 市場の需要と、ゲーム機向けの周期的な減少が全社の伸びを左右します。
- PER が高く見える理由。バリュエーションの表の PER(TTM)が高い一因は、買収に伴う無形資産の償却など GAAP 費用で純利益が小さく出ることです(株価側の期待も含まれます)。会社の非GAAP EPS とは差があります(GAAP と非GAAP の違い)。
いずれも「何を見るか」の整理であり、結果や株価の方向を予想するものではありません。
バリュエーション(PER・PSR の過去中央値との比較)
| 指標 | 現在(2026Q2 時点) | 過去中央値(17四半期) | 位置 |
|---|---|---|---|
| PER(TTM) | 132.3× | 103.0× | 中央値より高い |
| PSR(TTM) | 20.6× | 8.1× | 中央値より高い |
PER・PSR は「市場がどれだけ先の成長を織り込んでいるか」の目安で、高いほど決算に対する期待のハードルも高くなります。ただし PER の分母は GAAP の純利益なので、投資先の評価益や訴訟費用・税金などの一時要因を含む四半期は PER が実力より低く(高く)見えます。上の表の営業利益率もあわせて確認してください。中央値より高い位置にあるときは、数字が良くても株価が下がる材料出尽くしが起きやすい、という見方があります。株価CAGRと売上CAGRのズレ(乖離)は AMDの割高?割安?判定 で確認できます。倍率の使い分けは PER・PSR・EV/EBITDA の違い へ。
決算の結果(未発表・発表後に追記)
発表後、SEC に提出される 8-K(Item 2.02)と 10-Q/10-K の数字をもとに、この記事に結果を追記します。それまでの速報は、会社の IR ページと ニュース(SEC 提出書類フィード) で確認できます。
決算をどう読むか(共通の型)
- 予想(コンセンサス)との差を見る。売上・EPS が「良い/悪い」は絶対値ではなく、事前予想との差で決まります(コンセンサス予想)。
- 次四半期のガイダンスを見る。実績が予想を上回っても、見通しが弱いと株価は下がることがあります(ガイダンス)。
- 利益率の方向を見る。売上が伸びても粗利率・営業利益率が下がっていれば、値下げやコスト増のサインです。
- 時間外の反応は翌日に反転することがある。参加者の少ない時間外の値動きだけで判断しない(時間外取引)。
決算の読み方全般は 決算の基礎、株価が反応する仕組みは 決算サプライズと株価 を参照してください。