ブロードコム(AVGO)決算 12月上旬(目安)|日本時間はいつ・前回の数字・見どころ
発表はいつ(日本時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現地の発表日 | 12月上旬(過去の発表パターンからの目安・未確定) |
| 時間帯 | 引け後(アフターマーケット) |
| 日本時間 | 日本時間の翌朝(6〜8時台) |
| 前回の発表 | 9月2日(水)(引け後) |
| 対象の四半期 | 2026Q4(2026年8〜10月期・会計年度ベース) |
引け後の発表なので、株価の最初の反応は日本時間の早朝、時間外取引に出ます。冬時間(11月第1日曜以降)なので、夏時間より1時間遅い時刻です。Broadcom の会計年度は暦年とずれているため、四半期名は会計年度ベースです(例: 2026Q4=2026年8〜10月期)。日程は企業の都合で変わることがあります。最新の確定状況は 決算発表スケジュール(毎週更新)、時間外の仕組みは 時間外取引 を参照してください。
前回の決算(2026Q3)— 前年同期比
| 指標 | 2026Q3(前回) | 2025Q3(前年同期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $29.6B | $16.0B | +86% |
| 純利益 | $13.1B | $4.1B | +216% |
| EPS(希薄化後) | $2.68 | $0.85 | +215% |
| 粗利率 | 69.1% | 67.1% | +2.0pt |
| 営業利益率 | 53.9% | 36.9% | +17.0pt |
| フリーキャッシュフロー | $13.7B | $7.0B | +95% |
出典は SEC EDGAR の 10-Q/10-K(GAAP)。会社が決算発表で強調する非GAAP の数字(株式報酬や無形資産の償却を除いたもの)とは差があります(GAAP と非GAAP の違い)。四半期ごとの推移と乖離の分析は ブロードコムの銘柄ページ へ。
直近8四半期の推移
| 四半期 | 売上高 | 前年同期比 | 純利益 | EPS | 粗利率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024Q4 | $14.1B | +51% | $4.3B | $0.92 | 64.1% |
| 2025Q1 | $14.9B | +25% | $5.5B | $1.14 | 68.0% |
| 2025Q2 | $15.0B | +20% | $5.0B | $1.03 | 68.0% |
| 2025Q3 | $16.0B | +22% | $4.1B | $0.85 | 67.1% |
| 2025Q4 | $18.0B | +28% | $8.5B | $1.80 | 68.0% |
| 2026Q1 | $19.3B | +29% | $7.3B | $1.50 | 68.1% |
| 2026Q2 | $22.2B | +48% | $9.3B | $1.91 | 69.5% |
| 2026Q3 | $29.6B | +86% | $13.1B | $2.68 | 69.1% |
直近8四半期で売上高は $14.1B → $29.6B(+111%)。粗利率は 64.1% → 69.1% と改善しています。季節性のある企業では、前四半期比ではなく前年同期比で見るのが一般的です。表の「—」は SEC データから取得できなかった項目です。
セグメント別の売上(直近の開示)
| 事業(2026Q2) | 売上高 | 構成比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 半導体ソリューション | $15.0B | 67.6% | +79% |
| インフラソフトウェア | $7.2B | 32.4% | +9% |
売上の最大の柱は半導体ソリューション(構成比 68%)で、伸び率も最も高いです。セグメントの開示は 10-K/10-Q の注記から取っているため、全社の数字より1四半期遅れることがあります(この表は 2026Q2)。決算ではセグメントごとの伸びと、会社が示す次四半期の見通し(ガイダンス)が主な材料になります。
今回の見どころ
- 半導体ソリューションの伸びと AI 売上。セグメント表では半導体部門の伸び率が高くなっています。会社は決算で「AI 関連売上」を別に開示するので、その伸びと次四半期の見通しが主な材料です。
- インフラソフトウェア(VMware)の利益率。買収後のライセンス形態の変更で売上と利益率が上がってきました。伸びが一巡した後の安定性が見られます。
- 粗利率と営業利益率。会社は AI 向けカスタム半導体の粗利率が全社平均より低いと説明しているため、AI 売上の比率が上がるにつれて粗利率がどう動くかを確認します。
- 次四半期のガイダンス。ブロードコムは次四半期の売上と AI 売上の見通しを示します。
いずれも「何を見るか」の整理であり、結果や株価の方向を予想するものではありません。
バリュエーション(PER・PSR の過去中央値との比較)
| 指標 | 現在(2026Q3 時点) | 過去中央値(17四半期) | 位置 |
|---|---|---|---|
| PER(TTM) | 48.6× | 57.9× | 中央値より低い |
| PSR(TTM) | 20.9× | 14.6× | 中央値より高い |
PER・PSR は「市場がどれだけ先の成長を織り込んでいるか」の目安で、高いほど決算に対する期待のハードルも高くなります。ただし PER の分母は GAAP の純利益なので、投資先の評価益や訴訟費用・税金などの一時要因を含む四半期は PER が実力より低く(高く)見えます。上の表の営業利益率もあわせて確認してください。中央値より高い位置にあるときは、数字が良くても株価が下がる材料出尽くしが起きやすい、という見方があります。株価CAGRと売上CAGRのズレ(乖離)は ブロードコムの割高?割安?判定 で確認できます。倍率の使い分けは PER・PSR・EV/EBITDA の違い へ。
決算の結果(未発表・発表後に追記)
発表後、SEC に提出される 8-K(Item 2.02)と 10-Q/10-K の数字をもとに、この記事に結果を追記します。それまでの速報は、会社の IR ページと ニュース(SEC 提出書類フィード) で確認できます。
決算をどう読むか(共通の型)
- 予想(コンセンサス)との差を見る。売上・EPS が「良い/悪い」は絶対値ではなく、事前予想との差で決まります(コンセンサス予想)。
- 次四半期のガイダンスを見る。実績が予想を上回っても、見通しが弱いと株価は下がることがあります(ガイダンス)。
- 利益率の方向を見る。売上が伸びても粗利率・営業利益率が下がっていれば、値下げやコスト増のサインです。
- 時間外の反応は翌日に反転することがある。参加者の少ない時間外の値動きだけで判断しない(時間外取引)。
決算の読み方全般は 決算の基礎、株価が反応する仕組みは 決算サプライズと株価 を参照してください。