テスラ(TSLA)決算 10月28日|日本時間はいつ・前回の数字・見どころ
発表はいつ(日本時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現地の発表日 | 10月28日(水)(Nasdaq カレンダーで確定・2026-09-20 時点) |
| 時間帯 | 引け後(アフターマーケット)(過去の発表パターン。時間帯はまだ正式発表されていません) |
| 日本時間 | 10/29(木)05:00〜07:00 ごろ |
| 前回の発表 | 7月22日(水)(引け後) |
| 対象の四半期 | 2026Q3(2026年7〜9月期) |
引け後の発表なので、株価の最初の反応は日本時間の早朝、時間外取引に出ます。夏時間の時刻です。日程は企業の都合で変わることがあります。最新の確定状況は 決算発表スケジュール(毎週更新)、時間外の仕組みは 時間外取引 を参照してください。
前回の決算(2026Q2)— 前年同期比
| 指標 | 2026Q2(前回) | 2025Q2(前年同期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $28.2B | $22.5B | +26% |
| 純利益 | $1.1B | $1.2B | -5% |
| EPS(希薄化後) | $0.32 | $0.33 | -3% |
| 粗利率 | 16.8% | 17.2% | -0.4pt |
| 営業利益率 | 1.4% | 4.1% | -2.7pt |
| フリーキャッシュフロー | $-1.1B | $146M | 赤字転落 |
出典は SEC EDGAR の 10-Q/10-K(GAAP)。会社が決算発表で強調する非GAAP の数字(株式報酬や無形資産の償却を除いたもの)とは差があります(GAAP と非GAAP の違い)。四半期ごとの推移と乖離の分析は テスラの銘柄ページ へ。
直近8四半期の推移
| 四半期 | 売上高 | 前年同期比 | 純利益 | EPS | 粗利率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024Q3 | $25.2B | +8% | $2.2B | $0.62 | 19.8% |
| 2024Q4 | $25.7B | +2% | $2.3B | $0.72 | 16.3% |
| 2025Q1 | $19.3B | -9% | $409M | $0.12 | 16.3% |
| 2025Q2 | $22.5B | -12% | $1.2B | $0.33 | 17.2% |
| 2025Q3 | $28.1B | +12% | $1.4B | $0.39 | 18.0% |
| 2025Q4 | $24.9B | -3% | $840M | $0.22 | 20.1% |
| 2026Q1 | $22.4B | +16% | $477M | $0.13 | 21.1% |
| 2026Q2 | $28.2B | +26% | $1.1B | $0.32 | 16.8% |
直近8四半期で売上高は $25.2B → $28.2B(+12%)。粗利率は 19.8% → 16.8% と低下しています。季節性のある企業では、前四半期比ではなく前年同期比で見るのが一般的です。表の「—」は SEC データから取得できなかった項目です。
セグメント別の売上(直近の開示)
| 事業(2026Q1) | 売上高 | 構成比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 自動車 | $20.0B | 89.2% | +20% |
| エネルギー・蓄電 | $2.4B | 10.8% | -12% |
売上の最大の柱は自動車(構成比 89%)で、伸び率も最も高いです。セグメントの開示は 10-K/10-Q の注記から取っているため、全社の数字より1四半期遅れることがあります(この表は 2026Q1)。決算ではセグメントごとの伸びと、会社が示す次四半期の見通し(ガイダンス)が主な材料になります。
今回の見どころ
- 自動車の売上と利益率。販売台数は決算の数週間前に公表されるため、決算では1台あたりの価格と自動車部門の粗利率が主な材料になります。
- エネルギー・蓄電の伸び。セグメント表では四半期ごとの振れが大きい部門です。前年同期比の方向を確認します。
- 営業利益率と規制クレジット。他社への規制クレジット(排出規制関連)の販売収入は利益率を押し上げますが、変動が大きく、米国の制度変更で減少した経緯もあります。会社が開示するクレジット収入の額を確認し、それを除いた利益率を見ます。
- PER が非常に高い理由。バリュエーションの表のとおり PER は数百倍で、市場は現在の利益ではなく将来の事業を織り込んでいます。決算説明会での自動運転・ロボット関連の説明は、数字ではなく「時期と条件」が確認ポイントです。
いずれも「何を見るか」の整理であり、結果や株価の方向を予想するものではありません。
バリュエーション(PER・PSR の過去中央値との比較)
| 指標 | 現在(2026Q2 時点) | 過去中央値(17四半期) | 位置 |
|---|---|---|---|
| PER(TTM) | 408.5× | 74.8× | 中央値より高い |
| PSR(TTM) | 15.0× | 8.9× | 中央値より高い |
PER・PSR は「市場がどれだけ先の成長を織り込んでいるか」の目安で、高いほど決算に対する期待のハードルも高くなります。ただし PER の分母は GAAP の純利益なので、投資先の評価益や訴訟費用・税金などの一時要因を含む四半期は PER が実力より低く(高く)見えます。上の表の営業利益率もあわせて確認してください。中央値より高い位置にあるときは、数字が良くても株価が下がる材料出尽くしが起きやすい、という見方があります。株価CAGRと売上CAGRのズレ(乖離)は テスラの割高?割安?判定 で確認できます。倍率の使い分けは PER・PSR・EV/EBITDA の違い へ。
決算の結果(未発表・発表後に追記)
発表後、SEC に提出される 8-K(Item 2.02)と 10-Q/10-K の数字をもとに、この記事に結果を追記します。それまでの速報は、会社の IR ページと ニュース(SEC 提出書類フィード) で確認できます。
決算をどう読むか(共通の型)
- 予想(コンセンサス)との差を見る。売上・EPS が「良い/悪い」は絶対値ではなく、事前予想との差で決まります(コンセンサス予想)。
- 次四半期のガイダンスを見る。実績が予想を上回っても、見通しが弱いと株価は下がることがあります(ガイダンス)。
- 利益率の方向を見る。売上が伸びても粗利率・営業利益率が下がっていれば、値下げやコスト増のサインです。
- 時間外の反応は翌日に反転することがある。参加者の少ない時間外の値動きだけで判断しない(時間外取引)。
決算の読み方全般は 決算の基礎、株価が反応する仕組みは 決算サプライズと株価 を参照してください。