ヒムズ・アンド・ハーズ(HIMS)とは何の会社?事業内容・売上の内訳・見るべき指標をやさしく解説
ヒムズ・アンド・ハーズ(Hims & Hers Health)は、オンライン診療と処方薬の宅配をサブスクリプションで提供する米国のヘルスケア企業です。脱毛、ED、皮膚、メンタルヘルス、そして体重管理(GLP-1 系を含む)など、対面では相談しにくい分野を中心に、アプリで医師の診察を受け、薬が自宅に届く仕組みを作っています。
何をしている会社?
利用者はアプリで症状を入力し、提携する医療従事者がオンラインで診察・処方します。薬は提携薬局や自社の調剤施設から定期的に届きます。ブランド名の「Hims」は男性向け、「Hers」は女性向けです。近年は個別化された配合薬(コンパウンド薬)や、体重管理プログラムに力を入れており、GLP-1 関連の需要で注目を集めました(GLP-1 関連株)。
どうやって稼いでいる?
売上のほぼすべてが利用者からのサブスクリプション収入で、保険を通さない自費診療が中心です。粗利率は 70% 台後半から 60% 台と、扱う薬の構成で変動します。利用者を獲得するためのマーケティング費用が大きく、GAAP の営業利益率は四半期によってプラスとマイナスを行き来しています(下の「数字で見る」参照)。
競合と強み
競合は Ro、Teladoc、Amazon のオンライン薬局、そして製薬会社自身の直販プログラム(イーライリリーやノボノルディスクの GLP-1 直販)です。強みは、消費者向けブランドの認知と、診察から配送までを一体で提供するオペレーションにあります。
リスク・弱み
- 規制: コンパウンド薬(既製薬の不足時に薬局が調合する薬)は、供給不足が解消されると提供が制限されます。GLP-1 系の配合薬をめぐる規制当局の判断や、製薬会社との法的な争いは事業に直接影響します。
- 製薬会社との関係: 大手製薬との提携が発表と解消を繰り返した経緯があり、報道で株価が大きく動きます。
- マーケティング依存: 広告費で成長を買う構造のため、獲得コストが上がると利益が出にくくなります。
- 医療広告・処方の適正性: 消費者向け医療の広告や処方の妥当性は規制・訴訟のリスクを伴います。
決算で見るべき指標
- サブスクライバー数と1人あたり月間売上: 会社が開示する基本指標です。
- 粗利率の方向: 扱う製品構成の変化を映します。
- マーケティング費用の売上比率: 獲得効率が改善しているか。
- 調整後 EBITDA と GAAP 純利益: 赤字・黒字の境目にある会社なので、両方を見ます。
数字で見るヒムズ・アンド・ハーズ(kabu の実データ)
| 指標(直近四半期 2026Q2) | 値 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | $753M | +38% |
| 純利益 | ▲$86M(赤字) | — |
| 粗利率 | 63.8% | — |
| 営業利益率 | -12.9% | — |
| フリーキャッシュフロー | ▲$68M | — |
| PER(TTM) | 赤字のため算出不可 | — |
| PSR(TTM) | データなし | — |
| 時価総額 | データなし | — |
直近8四半期で売上高は $402M → $753M(+88%)。出典は SEC EDGAR の 10-K/10-Q(GAAP)で、会社が強調する非GAAP の数字とは差があります。四半期ごとの推移と株価との乖離は ヒムズ・アンド・ハーズの銘柄ページ、PER・PSR の過去レンジとの比較は 割高?割安?判定 で確認できます。
よくある質問
ヒムズ・アンド・ハーズ(HIMS)の株価はどこで見られますか。
ヒムズ・アンド・ハーズの銘柄ページ にチャート(TradingView)と、売上・利益との乖離、PER・PSR の推移をまとめています。株価そのものは証券会社のアプリや TradingView で確認してください。
ヒムズ・アンド・ハーズ(HIMS)の決算はいつですか。
次回は 11月2日(月)(Nasdaq カレンダーで確定・2026-09-20 時点)です。日本時間の目安を含む全銘柄の日程は 決算発表スケジュール にあります。
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