ドアダッシュ(DASH)とは何の会社?事業内容・売上の内訳・見るべき指標をやさしく解説
ドアダッシュ(DoorDash)は、米国最大のフードデリバリー(料理宅配)プラットフォームです。飲食店・配達員・注文する消費者の3者をアプリでつなぎ、注文ごとの手数料と、月額の会員制度(DashPass)で収入を得ています。近年は食料品・日用品の配達や、欧州(Wolt)への展開で、料理以外にも領域を広げています。
何をしている会社?
消費者がアプリで注文すると、提携する飲食店が調理し、個人事業主として登録した配達員(Dasher)が届けます。ドアダッシュは店舗に注文を送る仕組み、配達員の割り当て、決済、カスタマーサポートを担います。米国のフードデリバリー市場では過半のシェアを持つとされ、Uber Eats(ウーバー)と2強の構図です。2022年にフィンランドの Wolt を買収し、欧州・アジアにも展開しています。
どうやって稼いでいる?
売上の主な源泉は、飲食店が払う手数料(注文額の一定割合)と、消費者が払う配達料・サービス料、DashPass の会費、そしてアプリ内の広告です。注文総額(GOV: Gross Order Value)に対して、ドアダッシュの売上になる割合(テイクレート)は 10% 台前半です。配達員への支払いはコストとして計上されるため、粗利率は一般的なソフトウェア企業より低く、規模の拡大で利益率を上げる構造です。GAAP では長く赤字でしたが、近年黒字化しています。
競合と強み
競合は Uber Eats、Instacart(食料品)、Grubhub などです。強みは、米国での配達密度にあります。ある地域で注文と配達員が多いほど、配達時間が短くコストが下がり、さらに注文が増える循環が働きます。郊外エリアを早くから押さえたことがシェア獲得につながったとされます。
リスク・弱み
- 配達員の法的地位: 配達員を従業員として扱うよう求める規制や訴訟が各地であり、コスト構造が変わるリスクがあります。
- 手数料への規制: 自治体が飲食店向け手数料に上限を設ける例があります。
- 利益率の低さ: 手数料ビジネスのため、競争で値下げが起きると利益が薄くなります。
- 海外展開と買収: Wolt など海外事業はまだ投資段階で、のれんも大きい構造です。
決算で見るべき指標
- 注文総額(GOV)と注文件数: 事業の規模を表す基本指標です。
- テイクレート(売上÷GOV): 広告や DashPass で上がっているか。
- 調整後 EBITDA と GAAP 純利益: 会社が示す利益指標と、株式報酬を含む GAAP の差を確認します。
- フリーキャッシュフロー: 純利益よりも先に改善してきた指標です。
数字で見るドアダッシュ(kabu の実データ)
| 指標(直近四半期 2026Q2) | 値 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | $4.5B | +36% |
| 純利益 | $200M | -30% |
| 粗利率 | — | — |
| 営業利益率 | 3.5% | — |
| フリーキャッシュフロー | $883M | — |
| PER(TTM) | データなし | — |
| PSR(TTM) | データなし | — |
| 時価総額 | データなし | — |
直近8四半期で売上高は $2.7B → $4.5B(+65%)。出典は SEC EDGAR の 10-K/10-Q(GAAP)で、会社が強調する非GAAP の数字とは差があります。四半期ごとの推移と株価との乖離は ドアダッシュの銘柄ページ、PER・PSR の過去レンジとの比較は 割高?割安?判定 で確認できます。
よくある質問
ドアダッシュは日本でも使えますか。
日本には 2021年に参入しましたが、2022年に撤退しました。現在は米国・カナダ・オーストラリアと、Wolt を通じた欧州などで事業を展開しています。
ドアダッシュ(DASH)の株価はどこで見られますか。
ドアダッシュの銘柄ページ にチャート(TradingView)と、売上・利益との乖離、PER・PSR の推移をまとめています。株価そのものは証券会社のアプリや TradingView で確認してください。
ドアダッシュ(DASH)の決算はいつですか。
次回は 11月4日(水)(Nasdaq カレンダーで確定・2026-09-20 時点)です。日本時間の目安を含む全銘柄の日程は 決算発表スケジュール にあります。
関連用語
📈 米国株をはじめるには証券口座が必要です PR
口座の開設は各社の公式サイトから。手数料・取扱銘柄・キャンペーン等の最新条件は必ず各社公式サイトでご確認のうえ、ご自身の判断で比較・選択してください。
マネックス証券|米国株