営業レバレッジ(Operating Leverage)
営業レバレッジ · Operating Leverage · オペレーティングレバレッジ · 固定費比率
一言で
固定費の比率が高い事業は、売上増で利益が跳ね、売上減で利益が急減する。半導体・ソフトで顕著。
営業レバレッジとは
営業レバレッジ(Operating Leverage)は、コストに占める「固定費」の比率が高いほど、売上の変化が利益に大きく増幅されて効く構造を指します。固定費(工場・研究開発・人件費など)は売上が増えても大きくは増えないため、売上増分の多くが利益に落ちます。
なぜ利益が跳ねる/急減するのか
固定費が大きい事業では、損益分岐点を超えると売上増がそのまま利益になり、利益が売上以上のスピードで伸びます(=レバレッジが効く)。逆に売上が落ちると固定費が重くのしかかり、利益は売上以上に急減します。半導体やソフトウェアはこの傾向が強い代表例です。
シクリカルとの関係
営業レバレッジが高い事業は、好況で利益が跳ね、不況で急減するため、業績の振れが大きくなります。シクリカルな半導体で「好況のピーク益ではPERが低く見える」のは、営業レバレッジで利益が一時的に膨らむからでもあります。利益率の推移と併せて見るのが中立的です。
注意点
- 営業レバレッジが高い=良い、ではない(下振れも大きい)。
- ピーク益は営業レバレッジで膨らんでいる場合があり、PERが割安に見える罠に注意。
よくある質問
営業レバレッジとは何ですか。
固定費の比率が高い事業ほど、売上の変化が利益に増幅して効く構造のことです。売上が増えると利益が跳ね、減ると利益が急減します。半導体やソフトウェアで顕著です。
営業レバレッジが高いと投資でどう見ればいいですか。
好況で利益が跳ねる一方、不況では急減するため業績の振れが大きくなります。ピーク益ではPERが低く割安に見える罠があるので、利益率の推移や市況サイクル、乖離スコアと併せて見るのが中立的です。
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