カーバナ(CVNA)とは何の会社?事業内容・売上の内訳・見るべき指標をやさしく解説
カーバナ(Carvana)は、中古車をオンラインで買って自宅に届けてもらえる米国の EC 企業です。車を「自動販売機」のようなタワーから受け取れる仕組みで知られます。2022〜23年に過剰債務で経営危機に陥り、株価は大きく下落しましたが、債務の再編とコスト削減で立て直し、その後は利益を出す会社に変わりました。
何をしている会社?
ディーラーに行かずに、ウェブサイトで中古車を選び、ローンを組み、自宅で受け取る(または「カーベンディングマシン」で受け取る)までを完結させるサービスです。買い取りもオンラインで行い、仕入れた車を自社の整備センターで点検・整備して販売します。2022年に競売大手 ADESA の米国事業を買収し、仕入れ・整備・物流の拠点を全国に広げました。
どうやって稼いでいる?
収益は主に3つです。中古車の販売(小売)、買い取った車の卸売、そして自動車ローンの組成と関連商品(保証など)の手数料です。特にローンを組んで金融機関に売却する際の利益が、1台あたりの粗利を大きく左右します。中古車販売は薄利のビジネスで粗利率は 20% 前後ですが、1台あたりの販売コストを下げることで営業利益率を改善してきました。
競合と強み
競合は CarMax、AutoNation などの大手ディーラー、オンラインでは Vroom(撤退)や個人間取引のプラットフォームです。強みは、全国規模のオンライン販売と物流網を持つ唯一に近い存在であることと、自前の整備・物流拠点による効率化です。中古車市場は巨大で分散しており、シェアはまだ数%とされます。
リスク・弱み
- 負債: 再編後も有利子負債は大きく、金利上昇はローン事業と自社の利払いの両方に響きます。
- 中古車価格と金利: 中古車価格の下落は在庫評価損に、金利上昇は消費者のローン需要減につながります。
- 会計・関連当事者: 創業者一族が経営する関連会社との取引について、空売り筋から批判を受けたことがあります。会社は適切と説明しています。
- 株価の変動の大きさ: 経営危機からの回復で株価は大きく上下しており、期待の織り込みが大きい銘柄です。
決算で見るべき指標
- 小売販売台数の前年同期比: 成長の基本指標です。
- 1台あたり粗利(GPU): 会社が最も重視する指標で、小売・卸売・金融の内訳も開示されます。
- 調整後 EBITDA マージン: 会社が示す利益率。
- 有利子負債と利払い: バランスシートの健全性を確認します(D/E レシオ)。
数字で見るカーバナ(kabu の実データ)
| 指標(直近四半期 2026Q2) | 値 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | $7.4B | +52% |
| 純利益 | $310M | +69% |
| 粗利率 | 18.8% | — |
| 営業利益率 | 9.2% | — |
| フリーキャッシュフロー | $187M | — |
| PER(TTM) | データなし | — |
| PSR(TTM) | データなし | — |
| 時価総額 | データなし | — |
直近8四半期で売上高は $3.7B → $7.4B(+102%)。出典は SEC EDGAR の 10-K/10-Q(GAAP)で、会社が強調する非GAAP の数字とは差があります。四半期ごとの推移と株価との乖離は カーバナの銘柄ページ、PER・PSR の過去レンジとの比較は 割高?割安?判定 で確認できます。
よくある質問
カーバナ(CVNA)の株価はどこで見られますか。
カーバナの銘柄ページ にチャート(TradingView)と、売上・利益との乖離、PER・PSR の推移をまとめています。株価そのものは証券会社のアプリや TradingView で確認してください。
カーバナ(CVNA)の決算はいつですか。
次回は 11月4日(水)(Nasdaq カレンダーで確定・2026-09-20 時点)です。日本時間の目安を含む全銘柄の日程は 決算発表スケジュール にあります。
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