アーム(ARM) vs クアルコム(QCOM)
Arm Holdings(アーム) と Qualcomm(クアルコム) の主要指標を実データで並べて比較します。青い地のセルは、その指標で数字が有利な方(PER・PSR は低い方、成長率・利益率は高い方)です。
アーム と クアルコム、どっちを選ぶ? 「買い/売り」は断定できません。重視する軸で下の表を見てください:
- 割安さ重視 → PER・PSR が低い方
- 成長重視 → 売上 前年比 が高い方
- 収益性重視 → 営業利益率・粗利率 が高い方
- 株価と業績のズレを見たい → 乖離度(プラスが大きいほど株価先行、マイナスは業績先行)
5つの質問で比べる
| 質問 | ARM | QCOM |
|---|---|---|
| 稼ぐ力は? | 本業のもうけは売上100円で17円営業利益率 17.0%(直近4四半期) | 本業のもうけは売上100円で23円営業利益率 23.2%(直近4四半期) |
| 伸びている? | 売上は1年前より+25%直近4四半期の合計で比較 | 売上は1年前より+2%直近4四半期の合計で比較。3年前の同じ期間の 1.1倍 |
| つぶれにくい? | 現金が借金を上回る現金・短期投資 $3.9B / 借金 開示なし | 借金が現金を上回る現金・短期投資 $8.3B / 借金 $13.3B |
| 株価と業績の伸びの差は? | 株価の伸びが売上よりやや速い株価の伸び − 売上の伸び = +17pt(直近2年) | 売上の伸びが株価より速い株価の伸び − 売上の伸び = −14pt(直近2年) |
| 同業と比べて? | 半導体で 30社中 12位Rule of 40(売上成長+FCFマージン)=54% | 半導体で 30社中 18位Rule of 40(売上成長+FCFマージン)=26% |
目安は過去の決算から機械的に出したもので、売買のおすすめではありません。判定の決め方は各銘柄ページと同じです。
稼ぐ力:売上100円の使いみち
作るのにかかったお金売上原価研究開発研究開発費販売・管理の費用販管費など税金など税・その他最後に残るお金純利益
直近4四半期で、売上100円のうち最後に残るお金は ARM が 20円、QCOM が 21円 です。作るのにかかったお金(売上原価)は ARM 2.5円、QCOM 46円。
手元に残るお金(売上100円あたりの純利益)
ARM(FY26(2026年3月期)まで)QCOM(FY25(2025年9月期)まで)
伸び:売上の推移(比較できる最初の年度=100)
ARM(FY26(2026年3月期)まで)QCOM(FY25(2025年9月期)まで)
ARM は 1.2倍、QCOM は 1.0倍(各社の最初の年度からの伸び)。会計年度の締め月は会社ごとに違うため、横軸は「直近年度から何年前か」でそろえています。
つぶれにくさ:売上100円あたりの自由に使えるお金(FCF)
ARM(FY26(2026年3月期)まで)QCOM(FY25(2025年9月期)まで)
FCF=営業CF − 設備投資。マイナスの年は、本業の現金だけでは投資をまかなえていない年です。設備投資のデータが取れない年は線が途切れます。
期待:株価と業績のズレ(乖離度)と PSR
乖離度=直近2年の株価の年平均成長率 − 売上の年平均成長率。右(オレンジ)は株価先行、左(青)は業績先行。割安・割高を示すものではありません。
会社の値段は売上の何年分?(年度末の PSR)
ARM(FY26(2026年3月期)まで)QCOM(FY25(2025年9月期)まで)
主要指標の比較
| 指標 | ARM | QCOM |
|---|---|---|
| 時価総額 | $336.7B | $198.9B |
| PER(TTM) | 322.5× | 21.5× |
| PSR | 65.3× | 4.5× |
| 売上 前年比 | +22% | -4% |
| 営業利益率 | 7% | 16% |
| 粗利率 | 97% | 53% |
| 乖離度(直近2年) | +17.4pt | -14.1pt |
まとめ: PERが低いのは Qualcomm(QCOM)、高成長(売上YoY)は Arm Holdings(ARM)、高収益(営業利益率)は Qualcomm(QCOM)。 ※ 各指標の数字の比較で、銘柄の優劣や推奨ではありません。投資助言ではありません。
技術・事業の違い
命令セットのIPライセンサーと、それを使ってチップを作る設計・製造(委託)企業という上下流の関係。
- ARMはCPUの命令セットとコア設計をライセンスし、出荷チップに応じたロイヤリティを得る。自らチップは売らず、ほぼ全スマホの基盤となる。
- QCOMはそのアーキテクチャ等を用いてSnapdragon等のSoCを設計・販売し、独自に自社設計コアも開発する。加えて特許ライセンス収入も持つ。
- ARMは「設計図のライセンス」で広く薄く稼ぐ業態、QCOMは「完成チップ+自社特許」で稼ぐ業態という違い。
よくある質問
アーム と クアルコム、PERが低いのはどっちですか?
PER(TTM)で比べると Qualcomm(QCOM)の方が低い水準です(ARM: 322.5倍 / QCOM: 21.5倍)。PERの低さは将来の成長期待の差も反映するため、PERだけで株価の水準の良し悪しは決まりません。成長率・利益率と併せて見てください。
アーム と クアルコム、どっちが高成長ですか?
直近の売上 前年同期比は Arm Holdings(ARM)の方が高いです(ARM: +22% / QCOM: -4%)。
詳細・関連
米国株をはじめるには証券口座が必要です PR
口座の開設は各社の公式サイトから。手数料・取扱銘柄・キャンペーン等の最新条件は必ず各社公式サイトでご確認のうえ、ご自身の判断で比較・選択してください。
マネックス証券|米国株
出典: SEC EDGAR + Yahoo Finance(四半期化・分割調整済み、データ更新 2026-10-18)。情報提供・教育目的であり投資助言ではありません。データの作り方