米国株と日本株の違いとは?1株から買える・値幅制限なし・取引時間・配当・税金・決算開示 — 初心者が最初に知るべき8つの違いをわかりやすく解説
一覧表:米国株と日本株の8つの違い
| 項目 | 米国株 | 日本株 |
|---|---|---|
| 売買単位 | 1 株から(数千円〜数万円で大型株が買える) | 100 株単位(単元)。単元未満株は制度次第 |
| 値幅制限 | なし(1 日で数十%動くことがある) | あり(ストップ高・ストップ安) |
| 取引時間 | 日本時間 22:30〜翌5:00(夏)/23:30〜翌6:00(冬)、昼休みなし | 9:00〜11:30・12:30〜15:30 |
| 配当 | 年 4 回(四半期)が主流。米国で 10% 源泉+日本で 20.315% | 年 1〜2 回。日本で 20.315% |
| 株主優待 | ほぼなし | 多くの企業にあり |
| 決算開示 | 四半期ごとに SEC へ 10-Q/10-K(英語・詳細) | 四半期決算短信(四半期報告書は 2024 年に廃止) |
| 銘柄の識別 | ティッカー(AAPL・NVDA) | 証券コード(7203・6758) |
| 為替 | ドル建て。円安で円換算の評価額が増え、円高で減る | 円建て |
違い①②:1株から買える、値幅制限がない
米国株は 1 株単位で、Apple や NVIDIA のような大型株も数万円で買えます。少額から分散しやすい反面、値幅制限がないため、決算やニュースで 1 日に 20〜30% 動く銘柄が珍しくありません。日本株のストップ高・ストップ安のような「上限」はなく、市場全体の急落時に取引を一時停止するサーキットブレーカーがあるだけです。この違いは注文方法にも影響します(成行注文と指値注文の違い)。
違い③:取引時間が日本の夜
米国市場は日本時間の夜 22:30(夏時間)/23:30(冬時間)に始まり、翌朝 5:00/6:00 に終わります。昼休みはありません。多くの日本の投資家は日中に予約注文を出して、寄り付きで約定させる形になります。休場日は日本の祝日と無関係で、日本の連休中も米国株は動きます(取引時間・休場日カレンダー)。
違い④⑤:配当は年4回・源泉税10%、優待はない
米国企業の多くは四半期ごと(年 4 回)に配当を出します。金額は米国で 10% が源泉徴収された後、日本で 20.315% が課税されるため、手取りは額面の約 72% です(特定口座で確定申告すれば外国税額控除で一部戻る。配当手取り計算ツール)。株主優待はほぼ存在せず、株主還元は配当と自社株買いで行われます。米国では配当より自社株買いの規模が大きい企業も多く、「配当利回りが低い=還元が少ない」とは限りません。
違い⑥⑦:決算は四半期ごとにSECへ、銘柄はティッカーで
米国の上場企業は四半期ごとに 10-Q(年次は 10-K)を SEC に提出し、決算発表と同時に詳細な財務諸表と説明が公開されます。日本の四半期報告書は 2024 年に廃止され決算短信に一本化されたのと対照的に、米国は四半期開示が厚いのが特徴です。kabu の銘柄ページ・判定・乖離スコアは、この SEC データを四半期ごとに取得して作っています(データの作り方、SEC 提出書類とは)。銘柄はアルファベットのティッカー(AAPL・NVDA)で識別し、日本の 4 桁の証券コードとは違います。
違い⑧:為替が損益に入る
米国株はドル建てなので、株価が同じでも円安なら円換算の評価額は増え、円高なら減ります。損益は「株価の変化 × 為替の変化」の掛け算で、日本の税務では約定日のレートで円換算した譲渡損益に課税されます(円貨決済と外貨決済の違い、為替レートと米国株)。為替を「リスク」と見るか「分散」と見るかは考え方次第ですが、無視はできません。