マスターカード(MA) vs アメリカン・エキスプレス(AXP)
Mastercard(マスターカード) と American Express(アメリカン・エキスプレス) の主要指標を実データで並べて比較します。青い地のセルは、その指標で数字が有利な方(PER・PSR は低い方、成長率・利益率は高い方)です。
マスターカード と アメリカン・エキスプレス、どっちを選ぶ? 「買い/売り」は断定できません。重視する軸で下の表を見てください:
- 割安さ重視 → PER・PSR が低い方
- 成長重視 → 売上 前年比 が高い方
- 収益性重視 → 営業利益率・粗利率 が高い方
- 株価と業績のズレを見たい → 乖離度(プラスが大きいほど株価先行、マイナスは業績先行)
5つの質問で比べる
| 質問 | MA | AXP |
|---|---|---|
| 稼ぐ力は? | 本業のもうけは売上100円で58円営業利益率 58.3%(直近4四半期) | 税引前のもうけは売上100円で34円税引前利益率 34.2%(直近4四半期・営業利益の開示なし) |
| 伸びている? | 売上は1年前より+16%直近4四半期の合計で比較。3年前の同じ期間の 1.3倍 | 売上は1年前より+9%直近4四半期の合計で比較。3年前の同じ期間の 1.2倍 |
| つぶれにくい? | 金融機関は別の物差し預金・貸出が本業のため、現金と借金の比較は当てはまりません | 金融機関は別の物差し預金・貸出が本業のため、現金と借金の比較は当てはまりません |
| 株価と業績の伸びの差は? | 株価と売上の伸びが近い株価の伸び − 売上の伸び = −5pt(直近2年) | 株価の伸びが売上よりやや速い株価の伸び − 売上の伸び = +17pt(直近2年) |
| 同業と比べて? | 金融で 13社中 3位Rule of 40(売上成長+FCFマージン)=64% | 金融で 13社中 8位Rule of 40(売上成長+FCFマージン)=44% |
目安は過去の決算から機械的に出したもので、売買のおすすめではありません。判定の決め方は各銘柄ページと同じです。
稼ぐ力:売上100円の使いみち
作るのにかかったお金売上原価研究開発研究開発費販売・管理の費用販管費など税金など税・その他最後に残るお金純利益
直近4四半期で、売上100円のうち最後に残るお金は MA が 46円、AXP が 27円 です。
手元に残るお金(売上100円あたりの純利益)
MA(FY25(2025年12月期)まで)AXP(FY25(2025年12月期)まで)
伸び:売上の推移(比較できる最初の年度=100)
MA(FY25(2025年12月期)まで)AXP(FY25(2025年12月期)まで)
MA は 1.0倍、AXP は 1.2倍(各社の最初の年度からの伸び)。会計年度の締め月は会社ごとに違うため、横軸は「直近年度から何年前か」でそろえています。
つぶれにくさ:売上100円あたりの自由に使えるお金(FCF)
MA(FY25(2025年12月期)まで)AXP(FY25(2025年12月期)まで)
FCF=営業CF − 設備投資。マイナスの年は、本業の現金だけでは投資をまかなえていない年です。設備投資のデータが取れない年は線が途切れます。
期待:株価と業績のズレ(乖離度)と PSR
乖離度=直近2年の株価の年平均成長率 − 売上の年平均成長率。右(オレンジ)は株価先行、左(青)は業績先行。割安・割高を示すものではありません。
会社の値段は売上の何年分?(年度末の PSR)
MA(FY25(2025年12月期)まで)AXP(FY25(2025年12月期)まで)
主要指標の比較
| 指標 | MA | AXP |
|---|---|---|
| 時価総額 | $475.7B | $237.7B |
| PER(TTM) | 29.3× | 20.8× |
| PSR | 13.6× | 5.5× |
| 売上 前年比 | +14% | +9% |
| 営業利益率 | 60% | — |
| 粗利率 | — | — |
| 乖離度(直近2年) | -4.7pt | +17.0pt |
まとめ: PERが低いのは American Express(AXP)、高成長(売上YoY)は Mastercard(MA)。 ※ 各指標の数字の比較で、銘柄の優劣や推奨ではありません。投資助言ではありません。
技術・事業の違い
「ネットワークだけ」の会社と「与信まで抱える」会社という、決済ビジネスの根本的な違い。
- MA(マスターカード)はオープンループのネットワーク事業。カード発行や貸付は銀行に任せ、自らは信用リスクを負わず取引処理の手数料を得る。決済額の拡大とクロスボーダー取引が収益源。
- AXP(アメリカン・エキスプレス)は発行・ネットワーク・与信を自社で束ねるクローズドループ。加盟店手数料に加え、カード会員への貸付から得る金利収入も柱で、その分貸倒れ(信用)リスクを直接負う。富裕層・法人の年会費モデルにも強い。
- 景気後退時、MAは取扱高の減少が主に効くのに対し、AXPは貸倒れの増加も業績を左右する。ネットワークの身軽さと、与信を取り込む収益厚みのトレードオフ。
よくある質問
マスターカード と アメリカン・エキスプレス、PERが低いのはどっちですか?
PER(TTM)で比べると American Express(AXP)の方が低い水準です(MA: 29.3倍 / AXP: 20.8倍)。PERの低さは将来の成長期待の差も反映するため、PERだけで株価の水準の良し悪しは決まりません。成長率・利益率と併せて見てください。
マスターカード と アメリカン・エキスプレス、どっちが高成長ですか?
直近の売上 前年同期比は Mastercard(MA)の方が高いです(MA: +14% / AXP: +9%)。
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出典: SEC EDGAR + Yahoo Finance(四半期化・分割調整済み、データ更新 2026-10-18)。情報提供・教育目的であり投資助言ではありません。データの作り方