DRAMとNANDの違い|揮発性・用途・メーカーをやさしく比較(米国株の銘柄も)
メモリ半導体の二大主役がDRAMとNANDフラッシュです。ざっくり言うと、DRAM=高速で作業机にあたる「主記憶(メインメモリ)」、NAND=電源を切っても消えない「大容量ストレージ(SSD等)」。役割がまったく違います。本記事は両者の違いを表で整理し、関連する米国株も中立に紹介します。断定・推奨はしません。
DRAMとNANDの違い(一覧)
最大の違いは「電源を切ると消えるか(揮発性)」と「速度か容量か」です。
| 項目 | DRAM | NANDフラッシュ |
|---|---|---|
| 揮発性 | 揮発性(電源OFFで消える) | 不揮発(電源OFFでも保持) |
| 役割 | 主記憶(作業中のデータ) | ストレージ(保存するデータ) |
| 速度 | 速い(ナノ秒級) | DRAMより遅い |
| 容量/価格 | 容量あたり高価 | 大容量・安価 |
| 身近な例 | PC/スマホの「メモリ8GB」 | SSD・スマホの「ストレージ256GB」 |
なぜ両方必要なのか
コンピュータは、いま作業しているデータをDRAM(速い机の上)に置き、保存しておくデータをNAND(広い倉庫)にしまう、という使い分けをします。DRAMは速いが電源を切ると消え、容量あたり高価。NANDは消えず大容量で安いが遅い。速度と容量・不揮発性のトレードオフを、2種類のメモリで役割分担しているわけです。より広い分類はメモリの種類と違いを参照。
投資の文脈 — 別々の市況サイクルを持つ
DRAMもNANDも市況で価格が大きく動くシクリカル(市況品)ですが、需給サイクルは別々に動くことがあります。近年はAI向けのHBM(DRAMの一種)が需要を牽引する一方、NANDはキオクシアの例のように別の需給で動きます。米国株での関わり:
- DRAM/NAND両方:Micron(MU)(HBMにも注力)
- NAND/ストレージ寄り:Western Digital(WDC)
各メモリの全体像はメモリ半導体の種類と違い、市況の考え方はメモリ市況のサイクルを参照。米国株での代表はMicron(MU)で、割高/割安は判定ページや乖離ランキングで確認できます(投資助言ではありません)。
よくある質問
DRAMとNANDの違いは何ですか?
DRAMは電源を切ると消える揮発性の「主記憶(メインメモリ)」で高速、NANDフラッシュは電源を切っても消えない不揮発の「ストレージ」で大容量・安価です。PCの「メモリ8GB」がDRAM、「ストレージ256GB」がNANDにあたります。
DRAMとNANDはどちらが速いですか?
DRAMの方が高速です。DRAMはナノ秒級で読み書きでき作業中のデータ置き場に使われ、NANDはそれより遅い代わりに大容量・安価で保存用ストレージに使われます。速度と容量・不揮発性のトレードオフで役割分担しています。
DRAMとNANDの関連銘柄(米国株)は?
DRAMとNANDの両方を手がける代表はMicron(MU)で、AI向けHBMにも注力しています。NAND・ストレージ寄りではWestern Digital(WDC)などがあります。いずれも市況で業績が振れるため、割高/割安は乖離スコアやPER/PSRの過去レンジで確認してください。特定銘柄の推奨ではありません。
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