レガシーノード(成熟プロセス・レガシー半導体)
レガシー半導体 · 成熟プロセス · レガシー工程 · Mature Node · Legacy Node · 旧世代半導体
一言で
最先端ではない古い製造プロセス(おおむね28nm以上)で作る半導体。アナログ・パワー・マイコンなど自動車・産業機器に不可欠で、数量ベースでは市場の大半を占める。
🔩最新スマホのチップ(先端)ではなく、車のワイパーや充電器の中で黙々と働く「普通の部品」を作る古い工場。
地味だが数は圧倒的に多い。
地味だが数は圧倒的に多い。
ポイント:自動車・産業機器の景気に連動する。中国勢の増産による値下がりが最近のテーマ。
レガシーノードとは
半導体の製造プロセスのうち、最先端(3nm・2nmなど)ではない成熟した世代を指します。明確な線引きはありませんが、一般に28nm以上(米国のCHIPS法の定義でも28nm以上を成熟ノード扱い)がレガシーと呼ばれます。AI向けGPUのような先端品とは対照的に、アナログIC・パワー半導体・マイコン(MCU)・センサーなど、性能より信頼性・コスト・長期供給が求められる製品がここで作られます。
なぜ重要か
自動車1台には数百〜千個以上の半導体が載りますが、その大半はレガシーノード品です。2021〜22年の半導体不足で自動車の生産が止まった主因もこの領域の供給不足でした。数量ベースでは市場の大半を占め、需要は自動車・産業機器の景気に連動するシクリカルな性格があります。
関連する米国株
kabu の対象銘柄では、アナログ・パワー・マイコンを主力とする Texas Instruments(TXN)、Microchip(MCHP)、onsemi(ON)、Analog Devices(ADI) が代表的です。受託製造では GlobalFoundries(GFS・米GAAP外のため対象外)が成熟ノード専業として知られます。近年は中国勢の成熟ノード増産による供給過剰・価格下落への懸念が、これらの銘柄のテーマになっています。
注意点
- 「28nm以上」は目安で、定義は文脈により異なる。
- 成熟ノードは価格競争になりやすく、中国勢の増産が逆風になり得る。
よくある質問
レガシー半導体はどんな製品に使われますか。
アナログIC、パワー半導体、マイコン、センサーなど、自動車・産業機器・家電に組み込まれる半導体の大半です。性能より信頼性・低コスト・長期供給が重視されます。
レガシーノードの銘柄はなぜ景気に敏感なのですか。
主な需要先が自動車・産業機器で、設備投資や生産台数の増減にそのまま連動するためです。在庫調整の局面では売上が数四半期にわたって減ることがあります。
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