流動比率(Current Ratio)
Current Ratio · カレントレシオ · 短期支払能力
一言で
流動資産を流動負債で割った値。1年以内の支払い能力(短期の安全性)を示す。
💡今月の支払いを、財布と銀行口座のすぐ使えるお金でまかなえるか。\n手元の流動資産が1年内の支払い(流動負債)を上回っていれば一安心です。
ポイント:在庫はすぐ現金にならないことも。当座比率も併せて見ると安心。
流動比率とは
流動資産(現金や売掛金、在庫など1年以内に現金化できる資産)を、流動負債(1年以内に返済が必要な負債)で割った比率。短期的にどれだけ支払いに耐えられるかを示す。家計でいえば、当面の支払いを手元の流動的なお金でまかなえるかという感覚に近い。
目安と読み方
一般に1倍を超えていれば短期負債を流動資産で賄える計算になり、高いほど短期の安全性が高いとされる。逆に1倍を大きく下回ると、近い将来の支払いに窮するリスクが意識される。ただし高すぎる場合は資産を有効活用できていない可能性もある。
在庫の質に注意
流動資産には在庫が含まれるが、在庫は必ずしもすぐ現金化できるとは限らない。売れ残りが多いと数字ほど安全でないことがある。在庫を除いてより厳しく見る『当座比率(Quick Ratio)』と併用すると実態に近づく。
業種・ビジネスモデルで変わる
適正水準は業種で異なる。回転の速い小売や、前受金で運転資金をまかなえる事業では低めでも問題ないことがある。単年の数字だけでなく、推移と同業比較、キャッシュフローの状況と合わせて判断するのが安全。
注意点
- 在庫は即現金化できるとは限らず、数字ほど安全でない場合がある(当座比率も併用)。
- 高すぎる流動比率は資産の非効率な滞留を示すこともある。
- 適正水準は業種・ビジネスモデルで異なり、同業比較が前提。
よくある質問
流動比率は何倍あれば安全ですか。
一般に1倍超が一つの目安ですが、業種で適正は変わります。回転の速い業態では低めでも問題ない一方、変動の大きい事業では余裕が求められます。
当座比率とは何が違いますか。
当座比率は流動資産から在庫を除いて計算します。すぐ現金化しにくい在庫を外すぶん、より厳しく短期支払能力を見られます。
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