経済的な堀(moat)
Economic Moat · moat · 競争優位
一言で
競合が簡単には侵入できない持続的な競争優位。高い利益率とその持続を支える「城の堀」のたとえ。
🏰城を守る「堀」のたとえ。堀が深いほど敵(競合)が攻め込めず、高い利益を長く守れる。
ブランド・特許・ネットワーク効果・乗り換えの面倒さなどが堀になる。
ブランド・特許・ネットワーク効果・乗り換えの面倒さなどが堀になる。
ポイント:高い利益率が「何年も続いている」かが、本物の堀の証拠。
定義
経済的な堀(moat)は、企業が長期にわたって高い収益性を守り続けられる持続的な競争優位のことです。城を守る堀にたとえた表現で、堀が深いほど競合に利益を奪われにくいと考えます。
堀の種類
代表的な源泉は、①ネットワーク効果(利用者が増えるほど価値が上がる)、②スイッチングコスト(乗り換えが面倒・高コスト)、③無形資産(ブランド・特許・規制認可)、④コスト優位(規模や独自プロセス)、⑤高い参入障壁(巨額の設備投資など)です。
具体例
例:決済ネットワーク(Visa/Mastercard)はネットワーク効果とスイッチングコスト、公益や原子力は規制と巨額設備という堀を持ちます。
注意点
- 堀は永遠ではない。技術革新や規制変更で埋まることがある
- 高い利益率が「堀」なのか「一時的な追い風」なのかの見極めが必要
- 定性的な概念で、単一の数値では測れない
よくある質問
経済的な堀はどう見分けますか?
高い営業利益率やROICが長期間続いているか、その背景にネットワーク効果・スイッチングコスト・ブランド・規制・コスト優位といった説明可能な理由があるかで判断します。数字の高さと、それが続く理由の両方を確認します。
kabuで堀は分かりますか?
堀そのものは定性的ですが、ビューアや収益性ランキングで営業利益率・ROE・粗利率の水準と推移を時系列で確認することで、収益性の高さと持続性という「堀の痕跡」を見ることができます。
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