発行済株式数(希薄化)
Shares Outstanding · 株式数 · 希薄化
一言で
会社が発行している株式の総数。増えると1株の価値が薄まり(希薄化)、自社株買いで減ると1株の価値は高まる。
🍕会社を1枚のピザだとすると、発行済株式数は「何枚に切ったか」。
枚数が増える(増資)と1切れは小さく(希薄化)、枚数が減る(自社株買い)と1切れは大きくなる。
枚数が増える(増資)と1切れは小さく(希薄化)、枚数が減る(自社株買い)と1切れは大きくなる。
ポイント:利益が同じでも株数が増えると1株あたりは減る。赤字グロースの増資(希薄化)に注意。
計算式
1株あたり利益(EPS) = 純利益 ÷ 発行済株式数
なぜ重要か
利益や時価総額は会社全体の数字ですが、投資家が持つのは「1株」です。だから純利益を株式数で割った EPS や、株価そのものが、株式数の増減に直接左右されます。同じ利益でも株式数が増えれば1株あたりは減ります。
増える理由(希薄化)
増資(新株発行)、転換社債、ストックオプションや RSU(株式報酬, SBC)の行使などで株式数が増えると、既存株主の取り分が薄まります。赤字で資金調達を繰り返す成長企業は希薄化が大きくなりがちです。
減る理由(自社株買い)
会社が自社の株を買い戻して消却すると株式数が減り、1株あたりの利益・価値は高まります。成熟した黒字企業が株主還元として行います。
注意点
- 赤字企業は増資・株式報酬で希薄化が進みやすい
- 自社株買いは「高値づかみ」だと価値を毀損することも
- 希薄化後(diluted)ベースで見るのが基本
よくある質問
発行済株式数が増えるとなぜ良くないの?
同じ利益でも1株あたりの取り分(EPS)が減り、既存株主の持ち分が薄まる(希薄化)ためです。増資や株式報酬の多い企業は注意します。
自社株買いはなぜ株価に良いとされる?
株式数が減ると1株あたりの利益・価値が高まるためです。ただし高値で買い戻すと資金を非効率に使うことになり、必ずしも良いとは限りません。
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