受注残(バックログ)
Backlog · Order Backlog · 受注残高
一言で
受注済みだがまだ売上として計上していない仕事の残高。将来の売上の「見えている部分」を示す先行指標。
📥レストランの「予約でいっぱいの席」のようなもの。まだ食事は出していないけれど、売上になる仕事が予約済みで見えている状態。
予約が積み上がるほど、当面の売上の見通しが立つ。
予約が積み上がるほど、当面の売上の見通しが立つ。
ポイント:受注残の増減の方向と、こなす(納品する)スピードをセットで見る。
定義
受注残(バックログ)は、契約・受注は済んでいるものの、製品の出荷やサービスの提供がまだ終わっておらず、売上として認識されていない金額の合計です。将来の売上に変わる「予約済みの仕事」を表します。
見方
受注残が積み上がっている=将来の売上の見通しが立っている、と読めます。特に防衛・航空・半導体製造装置・インフラなど、受注から納品まで時間がかかる業種で重要な先行指標です。受注残が売上の何年分あるか(ブック・ツー・ビル比=受注÷売上が1超なら増加傾向)も見ます。
注意
キャンセルや納期遅延で受注残が売上に変わらないこともあります。また受注残の定義は企業ごとに異なり、複数年分をまとめて含む場合もあるため、単純な他社比較は注意が必要です。
具体例
例:受注残が$120億、年間売上が$40億なら、おおむね3年分の仕事が見えている計算になります。
注意点
- キャンセル・納期遅延で必ずしも売上化しない
- 受注残の定義・計上範囲は企業ごとに異なる
- ソフトウェアやサブスクでは「繰延収益」「RPO」と呼ばれることもある
よくある質問
受注残が多いほど良いのですか?
将来の売上の見通しが立つ点では前向きですが、消化スピード(納品能力)が伴わなければ意味が薄れます。受注残の増減の方向(積み上がっているか減っているか)と、売上に対する規模の両方で見ます。
ブック・ツー・ビル比とは何ですか?
一定期間の受注額を売上額で割った比率です。1を超えると受注が売上を上回る=受注残が増える局面、1を下回ると減る局面を示し、需要の勢いを測る指標として使われます。
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